Winback 店長の保坂です。

昨日は第三回目になるというレノボジャパンのビジネスパートナー/ユーザ向けイベント「Lenovo Live 2013」に販売部一同で参加してまいりました。

東京会場となった渋谷ヒカリエ9Fのプレゼンブースは、高輝度/高解像度のプロジェクタ複数台をシネラマ風に駆使して「航空機内」を再現しており、法人向けイベントとは思えないような趣向を凝らしたものでした。

展示ブースには最新のThinkPad Helixの他、ThinkPad Tablet 2、Bluetoothトッラクポイントキーボード、ThinkPad X1 Carbon、IdeaPad Yogaの他、国内未発売の遊戯用スレートPC(イメージ的にはSONY VAIO TAPに近い)、ワークステーションなど網羅的に置かれており、各端末の展示台数も多かったため一通り触ることが出来て満足です。

ThinkPad Helix

プレゼンではThinkPad Tablet 2やThinPad X1 Carbonについて触れつつも、話題の中心は予想通り脱着式(デタッチャブル)ウルトラブック「ThinkPad Helix」。中でも大和研究所の横田氏の講演は、技術的ではありますが、たいへん解りやすく、勉強になるものでした。

同氏の説明によると、Helixはキーボードドック装着時とタブレット利用時でCPUへの給電量を変えており、タブレット利用時には電源供給を10Wに抑えることで省電力性&長時間駆動性を、PC利用時には18Wの給電でハイパフォーマンスを実現しているとのこと。

電源は本体・キーボードの両方に搭載で、これ自体は珍しくないのですが、独自の電源制御機能により、キーボード装着時はキーボード側の電源が優先して消費されるように工夫されているそうです。冷却ファンについても本体に大型を一基、キーボードのタブレット接続部分に小型を2基搭載して、PC利用時の冷却効果を高めたとのことでした。

また、これはプレゼン終了後になるのですが、「Helixを利用するのとThinkPad Tablet 2に純正のキーボードをつけた場合とでスペック以外に何か違いがあるのか」と、ずばり営業担当の方に聞いたところ、ThinkPad Tablet 2のキーボードに搭載される赤ポチは光学的処理する疑似ポインティングデバイスだが、Helixのキーボードには「本物」のトラッkクポイントが搭載されているので、ThinkPadの代替機としてはこちらが断然おすすめ、だそうです。

ただ今回、小職がもっとも好感をいだいたのは、新たにレノボジャパンの社長も兼務することになったロッド会長が、今なお「PCの販売台数シェア」へのこだわりを捨てていない点であります。

実際同社は、ハイエンドやエマージングの分野に、弊社でも追い切れないほどのスピードで新製品(Helix、Twist、Yoga11sなど)を投入する傍ら、ローエンド市場にはデスクトップ、ノート、Windowsタブレットのすべてで最安値の製品を提供しており、円安便乗値上げとXPリプレイスの2本柱で利鞘を確保しようという競合他社とは、明確にスタンスを違えています。

これが経営的に正しいかどうかはともかく、転換期であるからこそ、沢山作って、沢山売って、大量のお客様の声を聞いて、それをまた新たな製品開発に活かして行こう、という姿勢は、ユーザや販売店にとっては有難いばかりですし、氏がかつて在籍したDELL社が、シェア獲得から利益重視に転換する中で市場でのプレゼンスを急速に低下させてしまった事実と好対照のように映ります。

良い製品、良いサービスは、良い競争環境の中にあって初めて生まれるもの。ブルーオーシャンなどは現場を知らない学者さんの空言にしか過ぎず、必死に考えて誠意を込めて作って、正しく戦って正しく勝つこと、Winbackすることが、やはり重要なのだと思います。

過去にレノボ社の方々とお仕事をさせていただいた際、最初に聞いた台詞がよみがえります。
「ウチ(レノボ)は四半期ごとにどんどん変わっていく。追いついていくのが大変。」

弊社も負けないよう時代の変化の波に対応していきたいと改めて思った次第であります。